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【おウチdeお肉】フランチャイズ売上報告まとめ|4ヶ月で赤字36,000円の実態と改善策

フランチャイズ独立開業を検討している方にとって、実際にオープンした店舗の売上や利益がどう推移しているのかは、何よりも参考になる情報です。今回ご紹介するのは「プランチャル探偵団」に出演した山本さんが運営する、お肉の量り売り・冷凍精肉フランチャイズ「おウチdeお肉」の売上報告です。2023年12月にオープンしてから4ヶ月間の数字を包み隠さず公開し、赤字の原因や今後の改善策まで踏み込んで語られています。フランチャイズ本部の売り文句だけでは見えてこない「現場のリアル」が詰まった内容になっていますので、これから開業を検討している方はぜひ参考にしてください。

おウチdeお肉フランチャイズとは?企画の背景をおさらい

「おウチdeお肉」は、お肉の量り売りや冷凍精肉を扱う小型店舗型のフランチャイズビジネスです。今回の動画は「プランチャル探偵団」という企画の中で、実際にフランチャイズオーナーとして店舗を運営している山本さんに定期的に売上報告をしてもらうという内容になっています。前回までは別チャンネルで12月・1月分の報告がされており、今回は2月・3月分の報告をメインに、これまでの経緯を振り返りながら進行しています。

おウチdeお肉2月3月投稿回のタイトルカット
今回のテーマは「おウチdeお肉」2月・3月分の売上報告です

フランチャイズという業態は、本部が用意したパッケージに乗ることで未経験でも参入しやすい反面、実際の店舗運営は「水物」の要素が大きく影響します。特に生鮮食品を扱う業態では、天候や近隣の競合状況、季節要因などによって売上が大きく変動しやすく、今回の報告もまさにその難しさを体現する内容となっています。

12月・1月の売上報告|オープン直後はマイナス11万円

2023年12月21日にオープンした「おウチdeお肉」ですが、オープン直後の12月・1月はともにマイナス11万円という厳しい結果でした。新規オープンの店舗であれば、認知度がまだ低く、集客に苦戦するのはある程度想定の範囲内とも言えます。フランチャイズ本部のブランド力があるとはいえ、地域住民に「この場所にこういうお店がある」と知ってもらうまでには一定の時間がかかるものです。

12月1月ともにマイナス11万円という結果を示す場面
オープン直後の12月・1月は、ともにマイナス11万円という厳しいスタートでした

この時点でのマイナス11万円という数字は、開業初期にありがちな「先行投資期間」の赤字とも言えます。しかし、フランチャイズオーナーとしてはロイヤリティや仕入れコストが毎月発生する以上、この赤字がいつまで続くのかという不安は常につきまとうものです。動画内でも「2月は数が少なくて厳しいと思っていた」というコメントがあり、オーナー自身も先行きに対して楽観視できない状況だったことがうかがえます。

2月の売上報告|赤字幅が2万円まで改善した理由

そんな中迎えた2月の結果は、売上40万円に対して赤字はわずか2万円という、大幅な改善を見せました。12月・1月のマイナス11万円から比べると、赤字幅が5分の1近くまで縮小したことになります。この改善について動画内では詳細な要因分析までは踏み込まれていませんが、店舗の認知が徐々に進み、リピーターが増え始めたタイミングだったと考えられます。

売上40万円・赤字2万円という具体的な数字が示される場面
2月は売上40万円に対して赤字2万円まで改善しました

フランチャイズ運営において、オープンから2〜3ヶ月目というのは「地域への浸透期」にあたることが多く、口コミやSNSでの情報拡散、リピート利用の増加などが少しずつ効果を発揮し始める時期でもあります。今回の2月の数字は、まさにその効果が表れた結果と言えるでしょう。オーナー自身も「もうちょいって感じ」と、黒字化への手応えを感じていた様子がうかがえます。

3月の売上報告|なぜ再びマイナス11万円に悪化したのか

しかし期待とは裏腹に、3月の結果はまさかのマイナス11万円という結果に。2月からの改善傾向が続くと思われていただけに、この結果には出演者・視聴者ともに驚きの声が上がりました。原因を紐解くと、3月は2月と比べて売上そのものが5万円減少しており、単純に客数が落ち込んだことが大きな要因の一つとして挙げられています。

3月の結果マイナス11万円が発表される場面
期待とは裏腹に、3月は再びマイナス11万円という結果に
2月比で売上が5万円減少したという比較データ
3月は2月と比較して売上が純粋に5万円減少していました

さらに深刻だったのが、賞味期限が近づいた在庫を半額セールで処理せざるを得なかったという事情です。オープン時に仕入れた賞味期限3ヶ月程度の馬刺しなどの商品が、ちょうど3月にタイムリミットを迎えてしまい、売れ残りを防ぐために半額セールを実施。結果として売上自体は一定確保できたものの、利益率が大きく削られてしまったのです。

賞味期限切れ間近の在庫と半額セールの因果関係が説明される場面
賞味期限が近づいた在庫を半額セールで処理せざるを得なかったことが赤字悪化の一因に

お肉フランチャイズ特有の課題|賞味期限と利益率40%のジレンマ

お肉を扱うビジネスモデルは、通常であれば利益率40%程度が見込める比較的高収益な業態とされています。一般的な小売業と比較しても悪くない水準であり、これがフランチャイズとしての魅力の一つでもあります。しかし、この動画で明らかになったのは「賞味期限」という生鮮食品特有の制約が、その利益率を大きく揺さぶるリスク要因になっているという点です。

利益率40%というビジネスモデルの数値が語られる場面
お肉ビジネスは本来利益率40%程度を見込めるモデルですが…

賞味期限が迫った商品は、売れ残れば廃棄ロスとなり、それこそ利益を丸ごと失うことになります。そのため多くの店舗では「半額セール」などで在庫を捌く判断を取らざるを得ません。しかしこれは「売上は確保できても利益率は大きく下がる」という構造的なジレンマを生みます。動画内でも「売上は上がったけど利益率は下がったよね」というやり取りがあり、生鮮食品を扱うフランチャイズ特有の難しさが浮き彫りになりました。

半額セールで売上は上がるが利益率が下がる構造が示される場面
半額セールは売上確保にはつながるものの、利益率の低下は避けられません

これから精肉・食品系のフランチャイズを検討する方は、単純な利益率の高さだけでなく「在庫の鮮度管理コスト」や「廃棄ロスリスク」も含めたシミュレーションをしておくことが重要です。仕入れのタイミングと消費期限のバランスを見誤ると、今回のように月単位で利益が大きくブレる可能性があることを念頭に置いておきましょう。

3月から始まった本部推奨インスタ運用|コスト増と客数への影響

3月からは、本部が推奨する新しいインスタグラム運用施策もスタートしています。これは本部側が用意した動画素材をオーナーが活用してSNS発信を行う仕組みで、集客力アップを狙ったものです。フランチャイズ本部が販促ツールを提供してくれること自体は心強い支援策と言えますが、当然ながらこれにはコストが伴います。

本部推奨のインスタ運用開始が説明される場面
3月からは本部推奨のインスタグラム運用がスタートしました

具体的には、月に6本の動画素材が提供される代わりに、月額10,000円のコストが発生する仕組みとなっています。この費用対効果については、動画内でも「統計が取れていないので、いいのか悪いのか分からない」と正直な感想が語られており、SNS施策の効果測定の難しさがうかがえます。実際に客数は増えているとのことですが、それがインスタ運用の効果なのか、他の要因なのかを切り分けるのは容易ではありません。

月10,000円のコスト増と提供動画本数が語られる場面
月6本の動画提供に対して月額10,000円のコストが発生します

フランチャイズ本部が提供する販促支援策は、ブランド全体としての一貫性を保つ上では有効ですが、個々の店舗にとって本当に費用対効果が見合っているかどうかは、こうした地道な検証を重ねていくしかありません。加盟を検討する際は、本部が提供するマーケティング施策にどの程度のコストがかかるのか、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

4ヶ月累計の赤字額とロイヤリティの実態

ここで気になるのが、フランチャイズ特有の固定費である「ロイヤリティ」の存在です。今回の店舗では月55,000円のロイヤリティが発生しており、これが毎月の利益を圧迫する要因となっています。売上や粗利がどれだけ改善しても、ロイヤリティという固定費が上乗せされることで、黒字化のハードルは決して低くありません。

ロイヤリティ55,000円が発生する仕組みが説明される場面
毎月55,000円のロイヤリティが発生する仕組みです

そして12月・1月・2月・3月の4ヶ月間を通算した結果、累計赤字は36,000円という数字が明らかにされました。単月で見るとマイナス11万円という大きな赤字を出した月もありましたが、通算するとそこまで大きく傷んでいないというのは、ある意味で救いとも言える結果です。オーナー自身も「4ヶ月運営してこの数字」という受け止め方をしており、決して絶望的な状況ではないというニュアンスが感じられます。

4ヶ月累計赤字36,000円という結果が表示される場面
4ヶ月間の累計では赤字36,000円という結果になりました

フランチャイズ経営においては、単月の数字に一喜一憂するのではなく、四半期・半期単位でのトレンドを見ることが重要です。今回のように月ごとに大きく振れ幅がある業態では特に、短期的な赤字だけを見て判断するのではなく、季節要因や本部施策のタイミングも踏まえた中長期的な視点が求められます。

5月・6月に期待される本部施策とは

今後の見通しとして、動画内では5月・6月に本部が大規模な販促施策を予定しているという情報が共有されています。具体的な内容までは明かされていませんが、「すっごい大きい仕掛け」という表現から、これまでとは異なるレベルの集客施策が期待されている様子がうかがえます。

本部の大型企画への期待が語られる場面
5月・6月には本部による大規模な施策が予定されているとのことです

フランチャイズ本部による全国規模のキャンペーンやメディア露出は、個々の店舗単体では実現しづらい集客効果を生み出す可能性があります。特に開業から半年前後というタイミングは、地域での認知が徐々に固まりつつも、まだ伸びしろが大きい時期でもあるため、こうした本部主導の施策とうまく噛み合えば、売上の底上げが期待できるでしょう。オーナー自身も「勝つ」という言葉を使い、この施策への期待感を隠していませんでした。

赤字脱却へ向けた改善策|スーパー玉出式セールと在庫管理の工夫

赤字脱却に向けて、オーナーが検討している具体策の一つが、大阪の有名スーパー「スーパー玉出」を参考にした販促手法です。スーパー玉出では、1,000円以上購入した顧客限定で特定商品を1円で販売するという名物セールが知られていますが、これと同様の「条件付き超特価セール」を4月から導入していく方針が語られました。

スーパー玉出の1円セール事例が紹介される場面
関西の名物スーパー「玉出」の1円セールを参考にした施策を検討中とのことです
4月から導入予定の購入条件付き割引施策が語られる場面
1,000円以上購入者限定の超特価セールを4月から導入予定です

単純な半額セールでは「安いものだけ買われて客単価が上がらない」という課題がありましたが、購入条件を設けることで客単価の底上げと集客を同時に狙える点がこの施策の狙いです。さらに在庫管理についても、週1回の店舗訪問時に賞味期限が近い商品をチェックし、優先的に販売計画を立てるという地道な運用が続けられています。

バサシ在庫30個・2週間以内に売り切る必要があるという具体的な在庫管理の課題
馬刺し在庫30個を2週間以内に売り切る必要があるなど、日々の在庫管理が課題です

月10万円程度の赤字であれば「耐えられる」という判断のもと、5月・6月の本部施策に望みを託しつつ、地道な販促の工夫を積み重ねていく姿勢が印象的でした。これがもし月50万円規模の赤字であれば経営の継続自体が危ぶまれる状況ですが、現状の赤字幅であれば改善の余地を探りながら運営を続けられる、というリアルな経営判断がうかがえます。

訂正報告と今後の展望|フランチャイズ運営のリアルから学ぶこと

動画の終盤では、重要な訂正報告もありました。実は前回の報告で「1月は黒字だった」と伝えていたものの、実際にはロイヤリティの計上を忘れていたため、正しくは赤字だったという訂正が入りました。数字を扱う経営者として、こうした計上ミスは決して褒められたことではありませんが、正直に訂正し公表する姿勢は、視聴者との信頼関係を維持する上で重要なポイントと言えるでしょう。

1月の黒字報告が実は赤字だったという訂正が語られる重要な場面
前回「黒字」と報告していた1月分は、ロイヤリティ計上漏れにより実際は赤字だったと訂正されました

フランチャイズ経営では、ロイヤリティや広告分担金など、見落としがちな固定費が複数存在します。特に開業初期はキャッシュフローの管理に慣れておらず、こうした計上漏れが起こりやすい時期でもあります。これから開業を検討している方は、月次の収支管理においてロイヤリティや本部関連費用を必ず固定費として先に組み込んでおくことをおすすめします。

今回の報告全体を通して見えてきたのは、フランチャイズ経営が「本部のブランド力」だけで成功するものではなく、日々の在庫管理・販促の工夫・数字の正確な把握といった地道な積み重ねの上に成り立っているという現実です。オーナー自身も5月・6月の本部施策に期待をかけつつ、目の前でできる改善策を一つずつ実行しており、その姿勢は独立開業を目指す方にとって大いに参考になるはずです。

まとめ

「おウチdeお肉」フランチャイズの4ヶ月間の売上報告は、開業初期の厳しさとリアルな課題を包み隠さず伝える貴重な事例でした。12月・1月のマイナス11万円からスタートし、2月には赤字2万円まで改善したものの、3月は賞味期限問題による半額セールが響き再びマイナス11万円に。4ヶ月累計では赤字36,000円という結果ですが、本部施策への期待や独自の販促工夫を続けながら、着実に改善を模索している様子が伝わってきました。

フランチャイズ独立開業を検討している方にとって、こうした「良いことばかりではないリアルな数字」を知ることは非常に重要です。利益率の高さだけに目を奪われず、賞味期限や在庫リスク、本部費用の実態まで含めて総合的に判断する視点を持つようにしましょう。