スイーツ無人販売所「24」のフランチャイズとは?加盟条件・売上・実態を徹底解説
近年、人手不足や非接触ニーズを背景に「無人販売所」の開業スタイルが独立開業希望者の間で急速に注目を集めています。中でも話題になっているのが、スイーツ専門の無人販売所「24」です。今回は「24」を運営する久保田社長へのインタビューをもとに、ビジネスモデルの中身から加盟条件、実際の売上実績、開業までに直面したリアルなトラブル事例まで、フランチャイズ加盟を検討している方が気になるポイントを整理してお伝えします。
「24」とは?スイーツ専門無人販売所のビジネスモデルを解説
「24」は、いま流行の高級スイーツを中心に、250種類以上ものラインナップを取り扱うスイーツ専門の無人販売所です。イメージとしては「無人系のお肉屋さん」のスイーツ版と考えるとわかりやすく、冷凍・冷蔵ケースに多彩なスイーツが並び、24時間いつでも購入できるスタイルを採用しています。

出店の目安となる広さは10坪前後とコンパクトで、既存の無人販売系ビジネス(お家でお肉などの精肉無人販売)と近い規模感です。出店エリアについても、郊外の広い土地よりも「生活の中心部」、つまり人が自然と集まりやすいエリアを重視しているのが特徴で、住宅街や駅前など日常の生活動線上に店舗を構えることを基本方針としています。

なぜスイーツ専門で無人店舗にしたのか?開業のきっかけ
「24」がスイーツ専門の無人販売所というユニークな業態にたどり着いた背景には、身近な人の実体験がありました。役員のお母様がスイーツ好きだったことがきっかけで、日頃感じていた「スイーツ購入の不便さ」が事業のヒントになったといいます。具体的には、ネット通販だと送料がかかる、単品では購入しづらい、注文してもすぐには食べられないといった、意外と見過ごされがちな課題です。

そうした課題を解消する手段として着目したのが「無人店舗」という業態でした。実店舗であればその場で欲しい分だけ買えて、送料もかからず、買ったその場ですぐに食べられます。さらに無人運営にすることで人件費を抑えられ、価格競争力を持たせやすいというメリットも生まれます。この「スイーツ×無人店舗」という掛け算が、既存の物販ビジネスにはない新しい価値を生み出すと判断し、現在の事業モデルが誕生しました。

「24」フランチャイズの加盟条件と審査基準
インタビュー収録時点で「24」の店舗数は直営3店舗・フランチャイズ2店舗の合計5店舗という規模でした。急拡大というよりは、着実に店舗を増やしているフェーズにあることがうかがえます。一方で、直近に開催された加盟説明会には150名もの参加者が集まったとのことで、無人販売ビジネスへの関心の高さがうかがえるエピソードとして紹介されていました。

注目すべきは、久保田社長が「誰でも簡単に加盟できるわけではない」と明言している点です。無人ビジネスは初期投資や運営の手間が比較的少ないぶん、参入ハードルが低く見られがちですが、「24」ではオーナー面談や物件審査を厳格に行い、加盟数をあえて絞る方針を取っています。実際、150名の説明会参加者に対しても、爆発的な加盟増加は見込んでいないとコメントしており、量より質を重視する姿勢が明確です。

特に重視されているのが「立地」です。単にオーナー候補が持ち込んだ物件をそのまま採用するのではなく、周辺の人口動態や生活動線などを本部側でも可能な限りリサーチし、出店の可否を判断しているとのことでした。無人販売という業態上、集客の大部分を立地に依存するため、この審査プロセスの厳格さは加盟後の売上の安定性に直結する重要なポイントと言えるでしょう。

「24」の売上実績は?初日105万円・初月500万円超えの実態
気になる売上実績についても、インタビューの中で具体的な数字が明かされました。2024年5月頭にオープンした三重県四日市市のフランチャイズ店舗では、なんとオープン初日の売上が105万円に達したといいます。これは月間の数字ではなく「初日」1日だけの売上である点が強調されており、無人販売所としては非常にインパクトのある実績です。

さらに、開業から30日が経過した時点の店舗が3店舗あり、そのすべてが初月売上500万円を超えているという実績も紹介されました。これは単なる一過性の好調ではなく、複数店舗で再現性を持って達成されている数字であるため、ビジネスモデルとしての安定性を裏付けるデータと言えそうです。無人販売という業態にもかかわらず、これだけの売上を確保できている背景には、前述の立地審査の厳しさや、250種類という豊富な品揃えが影響していると考えられます。

開業までの苦労と店舗運営のリアルなトラブル事例
華々しい売上実績の裏側には、想像以上に泥臭い苦労もあったといいます。久保田社長が「一番苦労したのは人に関することだった」と振り返るように、事業拡大の過程では人間関係にまつわるトラブルが多かったようです。具体的なエピソードとして、「久保田さんのところで働くのでお金を貸してほしい」と頼まれてお金を貸したところ、翌日にはその人物が音信不通になってしまったという出来事が語られました。

さらに衝撃的だったのが、店舗のガラスに石を投げられ、破損被害に遭った事件です。この一件は全国ニュースでも取り上げられるほどの騒動となりました。原因を調べたところ、「24」だけが標的にされたわけではなく、近隣の他の無人店舗でも同様の被害が確認されており、単発のいたずらであったことが判明したといいます。無人店舗という業態ならではの防犯リスクを象徴する出来事と言えるでしょう。

気になる修理費用は約20万円だったものの、店舗が加入していた保険のおかげで実質的な自己負担はほぼゼロで済んだとのことです。この保険は、来店客の転倒事故や食中毒など、店舗運営中に発生し得るさまざまなトラブルに対応する火災保険・損害保険を兼ねたものだといいます。無人店舗は有人店舗と違ってスタッフによるその場対応ができないぶん、こうした保険への加入は開業前に必ず確認しておくべき重要事項と言えそうです。

「24」フランチャイズ加盟を検討する人へ まとめと応募方法
今回のインタビューを通じて見えてきたのは、「24」が単なる流行りの無人販売ビジネスではなく、明確な課題解決の発想から生まれた事業であり、かつ加盟審査を厳格に行うことで質の高い店舗展開を目指しているという姿勢です。初日売上105万円、初月売上500万円超えという実績は魅力的ですが、その裏には立地審査の厳しさや、オーナー自身の経営努力、そして無人店舗特有のリスクへの備えが不可欠であることも忘れてはいけません。
金銭トラブルや器物損壊事件など、開業後には予期せぬ出来事も起こり得ます。だからこそ、保険への加入や本部によるサポート体制の有無は、加盟を検討する上で必ずチェックしておきたいポイントです。「24」ではこうしたリスクに対する備えもありながら、依然としてフランチャイズ加盟の募集を継続しているとのことです。

無人販売ビジネスに興味がある方、スイーツという成長市場での独立開業を考えている方は、公式の募集要項や説明会情報を確認し、まずは資料請求や面談から検討を始めてみてはいかがでしょうか。