フランチャイズ会議とは?ビジネスチャンス中村編集長が語る新イベントの全貌【開催概要・差別化ポイント】
フランチャイズでの独立開業を検討していると、情報収集の手段として展示会やイベントの名前を目にする機会が増えてきます。今回は、フランチャイズ専門誌『ビジネスチャンス』の中村編集長をゲストに迎え、同誌が初めて主催する新イベント『フランチャイズ会議』について詳しく伺いました。老舗フランチャイズ専門誌ならではの視点で企画されたこのイベントは、既存の大型展示会とは一線を画すコンセプトが特徴です。本記事では、イベントの概要から差別化ポイント、登壇者情報、開催概要まで、独立開業を考える方が知っておきたいポイントを整理してお伝えします。
フランチャイズ会議とは?ビジネスチャンス誌が初開催するイベントの概要
『ビジネスチャンス』は1994年創刊という、フランチャイズ業界の中では歴史のある専門誌です。もともとはニュービジネス全般を扱う雑誌としてスタートし、ベンチャー経営者やスタートアップの取材を中心に展開していましたが、2017年ごろから方向転換し、フランチャイズ専門誌としての色を強めていきました。マーケットの成長とともに専門性を高めていったこの流れは、業界内でも珍しいポジショニングと言えるでしょう。
そんな同誌が満を持して初開催するのが『フランチャイズ会議』です。これまでも読者やクライアントから「イベントはやらないのか」という声があったものの、労力とコストの面で踏み切れずにいたそうです。今回ついに実現に至った背景には、専門誌としての知見を活かした独自企画への自信があったといいます。


ビジネスチャンス中村編集長のプロフィールと経歴
中村編集長は41歳(収録当時)、ビジネスチャンス創刊の1994年にはまだ12歳だったといいます。つまり創業メンバーではなく、大学卒業後は不動産系の新聞社に約5年勤務した後、2009年にビジネスチャンスへ転籍したという経歴の持ち主です。当時の創業者から「法人化しなさい」と声をかけられたことがきっかけで、現在の株式会社ビジネスチャンスが誕生しました。
現在はグループ全体で10社ほどのホールディングス体制をとっており、不動産系の業界誌を多く抱える中でビジネスチャンスもその一角を担っています。中村編集長自身は代表取締役社長でありながら、株式は個人でほとんど保有していないとのことで、いわゆる「サラリーマン社長」に近いスタイルで経営を担っています。編集長職も兼務しており、現場感覚を持ち続けている点も特徴的です。


フランチャイズ情報を集める4つの方法【展示会・比較サイト・雑誌・YouTube】
フランチャイズでの独立開業を検討する際、情報収集の手段は大きく4つに分けられると中村編集長は説明します。1つ目は展示イベント、2つ目はアントレのような比較サイト、3つ目は雑誌などの紙媒体、そして4つ目がフランチャイズチャンネルのようなYouTubeメディアです。それぞれ得られる情報の質や量、リアルタイム性が異なるため、複数のチャネルを併用することが失敗しない開業準備のコツと言えるでしょう。
今回のフランチャイズ会議には22社が出展を予定しており、初開催としては手堅い規模感でのスタートとなります。展示会形式の情報収集は、実際に本部担当者と対面で話せる点が最大のメリットです。資料だけではわからない本部の雰囲気や担当者の対応力を肌で感じられるため、独立開業を検討している方には積極的な参加をおすすめします。


フランチャイズ業界イベントの規模比較|日経FC展・FC EXPOとの違い
フランチャイズ業界のイベントには、すでに規模の大きな2大巨頭が存在します。1つは歴史も規模も業界最大級の『日経フランチャイズ・ショー』。もう1つはRX JAPANが主催する『FC EXPO』で、こちらは2〜3年前に始まったばかりながら急速に存在感を高めているイベントです。RX JAPANはJapan IT Weekなど数多くの大型展示会を手がける企業であり、その運営ノウハウを活かした大規模開催が特徴です。
この2大イベントに続く中規模帯には、アントレやマイナビ、企画ネットなどが主催するイベント、そして今回のフランチャイズ会議が位置づけられます。目安として来場者2000〜3000人規模が「中規模」とされ、オフィスワンフロアを借り切って開催するスタイルは、フランチャイズチャンネルの単独イベントとも共通する形式です。大規模イベントとは異なるアットホームな雰囲気の中で、じっくり情報収集できる点が中規模イベントの魅力と言えるでしょう。



フランチャイズ会議の差別化戦略|あえて有料チケット制にした理由
業界の大型イベントの多くは来場者無料が基本で、中には来場者にクオカードを配布するケースもあるほど、集客に力を入れています。しかしその裏側では、景品目当てのいわゆる「冷やかし来場者」が一定数紛れ込んでしまうという課題もあります。フランチャイズ会議はこの点にあえて逆張りし、事前予約3300円という有料チケット制を採用しました。
この価格設定の狙いは明確です。お金を払ってでも参加したいという意欲のある来場者に絞り込むことで、出展企業側にとっても質の高い商談機会を提供できるというわけです。ビジネスチャンス誌はもともと法人経営者やメガフランチャイジーと呼ばれる多店舗展開オーナーなど、比較的「玄人」の読者層を持っているため、この差別化戦略は読者属性とも合致していると言えるでしょう。独立開業を検討する個人にとっても、真剣な参加者が集まる場は情報の密度が高く、価値ある時間になるはずです。



フランチャイズ会議の講演ラインナップ|ロイヤルHD会長など豪華登壇者
フランチャイズ会議では、展示ブースだけでなく講演企画も充実しています。出展社数と同じく22の講演枠が用意されており、大手企業から勢いのある新興企業まで、幅広いラインナップが組まれているとのことです。目玉の一つが、ロイヤルホストなどを展開するロイヤルホールディングスの会長による登壇です。大手外食チェーンのトップが登壇する機会は貴重であり、フランチャイズ経営の本質を学ぶ絶好の機会となるでしょう。
そのほかにも、業界内で著名な経営者や専門家によるセッションが続々と発表されており、フランチャイズ関連の情報発信を行う他チャンネルの関係者も登壇予定とのことです。独立開業を検討している方にとって、こうした著名経営者の生の声を直接聞ける機会は、書籍やネット記事だけでは得られない貴重な学びになります。


目玉企画|一人開業チャンネル松原氏による『ブラックフランチャイズを切る』公開収録
フランチャイズ会議の目玉企画の一つが、YouTube『一人開業チャンネル』の松原氏による公開収録です。テーマは『ブラックフランチャイズを切る』というインパクトのあるもので、当日11時から12時の1時間、会場でしか聞けない特別企画として実施されます。フランチャイズ業界には残念ながら、加盟後にトラブルとなる本部も存在するため、こうしたリアルな情報は独立開業を検討する方にとって非常に有益です。
企画の目玉は、実際にトラブルを経験したオーナー自身が登壇する点です。本部との関係性を考慮し、顔出しはせず、覆面をつけての出演になる見込みとのこと。ブランド名についても事前公表はせず、当日会場でのお楽しみという形にすることで、余計な軋轢を避けつつ赤裸々な体験談を引き出す工夫がなされています。匿名性を保つことで、通常では語られにくい本音の情報が飛び出す可能性が高く、独立開業を検討する方にとって見逃せないセッションになりそうです。


懇親会付きカンファレンス形式|会場が一気に変わる演出とは
フランチャイズ会議のもう一つのユニークな特徴が、会場演出の切り替えです。10時から18時までは通常のカンファレンス形式でセミナーと展示ブースが並行して行われますが、18時になると同じ会場が一気に懇親会会場へと生まれ変わります。ブース設営そのままの空間にビュッフェが並ぶという演出は、業界内でも珍しい試みだといいます。
懇親会は最大200名収容というキャパシティで設計されており、イベント全体としては300枚程度のチケット販売を想定しているとのことです。常時会場内に200名ほどが滞在し、セミナー聴講とブース巡回を行き来するイメージで運営されます。フランチャイズ本部担当者やベンダー、開業検討者同士が気軽に交流できる場は業界内でも意外と少なく、ネットワーキングの機会としても価値が高いと言えるでしょう。


フランチャイズ会議の開催概要まとめ|日時・会場・参加費
最後に、フランチャイズ会議の開催概要を整理しておきましょう。開催日は2023年12月18日(月)、会場は東京・日本橋です。カンファレンス(セミナー・展示ブース)は10時から18時まで開催され、18時以降は同会場が懇親会仕様に切り替わります。参加費は事前予約であれば3300円ですが、12月1日以降は5500円に値上がりする予定なので、参加を検討している方は早めの申し込みがおすすめです。懇親会への参加を希望する場合は、別途650円が必要となります。
独立開業を本気で検討している方にとって、有料であることは決してハードルではなく、むしろ本気度の高い来場者・出展者と出会える価値ある投資と捉えることができます。展示ブース巡りだけでなく、著名経営者の講演やブラックフランチャイズをテーマにした特別企画、懇親会での人脈づくりまで、一日で多くの学びが得られる機会となりそうです。フランチャイズでの開業を検討している方は、ぜひ公式サイトから詳細をチェックしてみてください。

