鳥周のフランチャイズを徹底解説|ローストチキン専門店の初期費用・ロイヤリティ・収益モデル
テイクアウト専門のローストチキン店として18年の歴史を持つ「鳥周」。2023年7月から本格的に全国展開をスタートし、わずか8ヶ月ほどで店舗数を伸ばしている注目のフランチャイズです。今回はフランチャイズチャンネルの実況中継企画への参加が決まったことを受け、鳥周本部の小谷さんへのインタビューをもとに、ビジネスモデルの強みから開業資金の内訳、収益性まで詳しく解説していきます。これから飲食業態での独立開業を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
鳥周とは?ローストチキンテイクアウト専門店のビジネスモデル
鳥周は、丸焼きや骨付きもも肉だけでなく串焼きも扱う、ローストチキンのテイクアウト専門店です。普段使いできる価格帯と手軽さを打ち出しており、テイクアウト業態としては全国でもトップクラスの規模を誇るとされています。18年間右肩上がりで営業を続けてきた実績があり、そのノウハウの蓄積こそが最大の強みだといいます。
味付けはシンプルながら誰が作っても同じクオリティに仕上がるよう、マニュアルが徹底的に整備されている点も特徴です。串を刺す工程や焼き上げる工程には専用の機械が使われており、特に焼き上げには油を落としながらじっくり火を通す回転式のロースターを採用しています。

串焼きは本来、焼き加減の見極めが難しい商材ですが、ロースターがあれば時間と焼き色の管理だけで一定の品質を保てるため、店舗ごとの味のばらつきが出にくいという利点があります。飲食未経験者でも再現性高く運営できる仕組みは、フランチャイズ展開において非常に重要なポイントといえるでしょう。

鳥周フランチャイズの店舗展開状況|全国7店舗の内訳
全国展開が始まったのは2023年7月ですが、それ以前から岡山県内では先行して店舗を運営していました。現在の店舗構成は、岡山に直営4店舗・フランチャイズ2店舗、さらに埼玉にフランチャイズ1店舗を加えた合計7店舗となっています。

約8ヶ月前にフランチャイズチャンネルへ出演した際は6店舗だったとのことで、着実に加盟店を増やしていることが分かります。地方発の業態でありながら、埼玉県春日部市への出店にも成功しており、今後さらにエリアを広げていく可能性が高いと考えられます。全国展開して間もないブランドだからこそ、早期に加盟することで有利なエリアを確保しやすいというメリットも期待できるでしょう。
鳥周フランチャイズの開業資金・初期費用はいくら?内訳を公開
気になる開業資金については、加盟金150万円を含め、総額でおよそ1500万円が必要になるとのことです。テイクアウト専門店のため、物件自体はそれほど広い面積を必要としませんが、後述するセントラルキッチン方式を採用する1号店に関しては、ある程度の広さと設備投資が求められます。

費用の内訳は、厨房機器がおよそ700万円、物件取得費がおよそ100万円、内装工事費が300万〜400万円程度とされています。テイクアウト専門店であっても、フード関連の工事は費用がかさみやすく、スケルトン物件からの内装であれば400万円ほど、居抜きなどである程度設備が整っている物件であれば200万円程度に抑えられるケースもあるようです。


飲食フランチャイズの初期費用としては決して安くはない水準ですが、後述するセントラルキッチン方式により、2店舗目・3店舗目以降の出店コストは大幅に抑えられる設計になっている点は見逃せません。単独の1店舗経営として捉えるのではなく、複数店舗展開を見据えた投資回収プランを描くことが重要になりそうです。
セントラルキッチン&サテライト店方式とは|出店コストを抑える仕組み
鳥周のビジネスモデルの大きな特徴が、セントラルキッチンとサテライト店を組み合わせた運営方式です。まずベースとなる店舗(セントラルキッチン)を1つ作り、そこで仕込みや串刺しなどの下処理を集約して行います。サテライト店では、届いた商品を焼く・仕上げるだけのシンプルなオペレーションで営業できる仕組みです。

この方式のメリットは、サテライト店には全工程をこなせる熟練スタッフを配置する必要がなく、機械設備も全店舗で統一する必要がないため、出店コストを抑えられる点にあります。1店舗目のセントラルキッチンには相応の投資が必要になりますが、2店舗目以降は仕上げ機能に特化するため、初期費用を圧縮しながら多店舗展開を進めやすい設計といえるでしょう。

また、サテライト店は郊外の大きめの物件だけでなく、街中の小型店舗としても展開しやすいため、家賃を抑えつつ人通りの多いエリアに出店できる柔軟性も魅力の一つです。複数エリアへの展開を視野に入れているオーナーにとっては、資金効率の良いモデルだといえます。
鳥周のロイヤリティと収益性|損益分岐点・売上目安を解説
月々のロイヤリティは10万円(税別)で、これは売上の増減にかかわらず固定で発生する費用です。つまり、店舗が赤字であっても月10万円のロイヤリティは支払う必要があるため、開業前にはこの固定費を織り込んだ収支シミュレーションが欠かせません。

収益性の目安としては、月商およそ180万円が損益分岐点となり、月商200万円程度あればしっかりとした利益を確保できる水準になるとのことです。直営店の実績としては、1日あたり平均で約2000本もの商品が販売されており、中でも皮と胸肉を交互に刺した看板串は、売上全体の30%以上を占める人気商品だといいます。


飲食フランチャイズにおいては、天候や周辺人口、競合の有無によって数字は変動するため、これらの数値はあくまで目安として捉える必要があります。とはいえ、具体的な損益分岐点が開示されている点は、開業を検討する上で非常に参考になる情報といえるでしょう。
鳥周フランチャイズ店舗の運営体制|スタッフ人数と営業時間
1店舗あたりの稼働人数は、平日でおよそ5名からとされています。セントラルキッチン方式によって仕込み作業の負担が軽減されているため、少人数でも店舗運営が回しやすい体制になっているのが特徴です。人件費を抑えつつ安定したオペレーションを実現できる点は、初めて飲食店を経営するオーナーにとって心強いポイントといえます。

営業時間については、本部が一律に定めているわけではなく、各フランチャイズ店舗の判断に委ねられている部分が大きいようです。基本的には10時から20時頃までの営業が多いものの、11時オープンの店舗や19時で閉店する店舗など、立地や周辺の生活動線に合わせて柔軟に営業時間を設定できます。

この柔軟性は、オーナー自身のライフスタイルや、周辺の商圏特性(オフィス街なのか住宅街なのか)に応じて営業戦略を最適化できるという点で、フランチャイズオーナーにとって大きなメリットになるでしょう。
FC実況中継企画スタート|大阪・庄内店の初月売上目標に注目
今回、フランチャイズチャンネルの実況中継企画に参加することが決まったのは、大阪府豊中市にオープン予定の庄内店です。オープン時期は2024年7月半ば頃を予定しており、法人オーナーが自ら店舗運営に入る形でスタートするとのことです。

気になる初月の売上目標は300万円と発表されており、これは損益分岐点180万円を大きく上回る野心的な数字です。地震の際にも需要が落ちにくいテイクアウト業態の強みや、コロナ禍でもむしろ追い風になったという実績を踏まえると、決して非現実的な目標ではないと言えそうです。

オープンから約1ヶ月後には、改めてオーナーを招いて実際の売上や運営状況を報告してもらう企画も予定されているとのことです。開業直後のリアルな数字が公開される貴重な機会となるため、鳥周のフランチャイズに興味がある方は、続報にも注目しておくとよいでしょう。
まとめ
鳥周は、18年にわたる実店舗運営で培われたノウハウと、誰が作っても同じ品質を再現できるマニュアル・機械化された調理工程を武器に、全国展開を加速させているローストチキン専門のテイクアウトブランドです。セントラルキッチンとサテライト店を組み合わせた出店モデルにより、2店舗目以降の出店コストを抑えられる点は、多店舗展開を視野に入れるオーナーにとって大きな魅力といえます。
一方で、加盟金を含む初期費用は総額約1500万円と、テイクアウト業態としては決して小さくない投資が必要になります。月額ロイヤリティ10万円という固定費や、損益分岐点180万円という具体的な数字も踏まえた上で、事前にしっかりとした資金計画・収支シミュレーションを行うことが成功の鍵になるでしょう。今回参加が決まった大阪・庄内店の実況中継企画は、開業直後のリアルな経営状況を知る絶好の機会です。独立開業を検討している方は、ぜひ今後の続報もチェックしてみてください。