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Build’s(ビルズ)フランチャイズの実態は?56歳で加盟したオーナーに本音を聞いてみた

定年後の再雇用や給料ダウンへの不安から、独立開業を検討するミドル世代が増えています。今回の「フランチャイズ探偵団」では、ハウスクリーニングフランチャイズ「Build’s(ビルズ)」に加盟してちょうど2週間という松田さん(仮名)にインタビューを実施しました。加盟のきっかけから実際の収入、現場のリアルな1日、そして本部と現場の間で起こりうるギャップまで、包み隠さず語っていただいた内容をまとめます。これから独立開業を検討している方にとって、参考になるポイントが数多く詰まっています。

Build’s(ビルズ)とは?ハウスクリーニングフランチャイズの概要

Build’sは、ハウスクリーニング事業を軸に個人事業主としての独立開業を支援するフランチャイズです。今回登場していただいた松田さんは、加盟してからまだ2週間というフレッシュな立場ながら、すでに現場での稼働をスタートさせています。ハウスクリーニング業界は近年、共働き世帯の増加や高齢化による需要拡大を背景に、新規参入のフランチャイズが数多く登場している分野です。

その中でBuild’sは、営業活動を本部が担い、オーナーは技術提供に専念できるという役割分担が特徴とされています。個人での集客に不安を抱える人にとって、この仕組みは大きな魅力となっているようです。

フランチャイズ探偵団の企画タイトルとBuild'sオーナー登場シーン
今回はBuild’sに加盟したばかりのオーナーにインタビュー

56歳サラリーマンが独立を決意した理由とは

松田さんは長年サラリーマンとして勤めてきましたが、56歳という年齢を迎え、将来について真剣に考えるようになったといいます。定年後の再雇用制度を利用すれば働き続けることはできるものの、給料の大幅な低下は避けられません。老後の生活を考えたとき、このまま同じ会社にいることへの不安が募っていったそうです。

さらに深刻だったのは、社内での立場の変化です。これまで後輩だった人物が将来的に上司になる可能性もあり、組織内での自分の居場所に対する焦りが独立を後押しする大きな要因になったと語っています。「もう遅いかもしれないが、やるなら今のうち」という決断が、転職活動へとつながっていきました。

56歳という年齢と定年後の不安について語るシーン
定年後の再雇用と給料ダウンへの危機感が独立のきっかけに
会社での立ち位置への不安を語るシーン
後輩が上司になる可能性に不安を感じたという本音

個人でハウスクリーニング開業は可能か?素人が直面した壁

転職活動を進める中で、この年齢・条件に見合う求人はほとんど見つからなかったという松田さん。行き着いた結論は「個人事業主として独立するしかない」というものでした。もともと洗濯機の分解清掃やレンジフードの掃除など、家庭内での清掃作業を趣味のように続けていたこともあり、これを仕事にできないかと考え始めます。

YouTubeにはエアコンクリーニングなどのハウスクリーニング動画が数多く公開されており、独学で技術を習得しようとした時期もあったそうです。しかし、技術面はある程度真似できても、実際の集客をどうするかという壁に直面します。ホームページやSNSでの発信だけで顧客を獲得するのは、素人には現実的に難しいと痛感したといいます。かといって、大手フランチャイズは加盟金が高額で、資金に余裕のない状態からのスタートには不安が残りました。

素人が独学で開業する難しさを語る発言
YouTubeを見て独学に挑戦するも「素人には無理」と実感
軍資金なしで始めたいという本音
できるだけ少ない資金で開業したいという切実な思い

顧客確保の不安からBuild’sのYouTubeに出会うまで

実際にハウスクリーニング業界で有名な会社の説明会にも足を運んだという松田さん。担当者は正直に業界の実情を話してくれたそうですが、やはり気になったのは繁忙期と閑散期の差でした。12月は繁忙期で忙しい一方、1月は閑散期で仕事が減るという説明を受け、家族を抱える身としては「安定」を求めたい気持ちが強くなっていったといいます。

独立には安定を求めすぎてはいけないという考え方もありますが、それでも生活基盤を守りたいという思いから、さらに情報収集を続けたところ、たどり着いたのがBuild’sのYouTubeチャンネルでした。代表者本人が発信するチャンネルを見つけ、遡ってすべての動画を視聴するうちに、その人物への信頼が深まっていったそうです。

顧客確保ができないと痛感した瞬間
「どう頑張っても集客はできない」と痛感した瞬間
Build'sのYouTubeチャンネルに出会うシーン
調べる中でたどり着いたBuild’sの公式YouTubeチャンネル

代表・松丸さん本人からの電話で加盟を決意した理由

YouTubeを見て説明会を申し込んだ松田さんですが、驚いたのはその後の対応でした。事務所のスタッフから連絡が来るものと思っていたところ、知らない番号から着信があり、出てみると代表の松丸さん本人からの電話だったといいます。この対応の速さと誠実さが、大きな決め手のひとつになったようです。

説明会でも動画で見ていた内容と実際の説明に大きなズレがなかったことから、「これは加盟するしかない」と確信したと振り返っています。事前にYouTubeで情報収集をしていたからこそ、不安なく加盟の意思決定ができたという点は、独立開業を検討する人にとって参考になるポイントでしょう。

本人から直接電話が来たという驚きの発言
代表本人からの電話に驚いたというエピソード
「加盟するしかない」と決意した瞬間
説明会の内容が動画と一致し、加盟を即決

加盟後の仕事内容と実際の収入は?3月の着地見込みを公開

気になる収入面については、「パック60」と呼ばれる基本スキルで月60万円という設定があるとのことです。ただし加盟直後はまだ業務に慣れていないこともあり、松田さんの3月の着地見込みは40万円前後になる見通しだと明かしてくれました。

3月分の収入は5月に支払われるというサイクルで、開業初月は当然ながら手取りが少なくなる点も正直に語っていただきました。独立開業においては、初期の数ヶ月は収入が安定しにくいことが一般的であり、事前に資金計画を立てておくことの重要性を改めて感じさせるエピソードです。

パック60(基本スキル60万)の収入設定を説明
基本スキルでは月60万円という収入モデルが設定されている
3月の着地見込み40万という具体的な数字
加盟初月の着地見込みは40万円前後とのこと

現場の1日の流れ|朝3時起きの日常清掃スケジュール

実際の勤務スケジュールについても伺いました。松田さんの現場は朝が非常に早く、朝3時起きで現場に向かうこともあるといいます。早朝からのスタートは大変な反面、その分終業も早くなるというメリットがあるそうです。現在の労働時間は8時間に満たない程度で、今後案件が増えるにつれて8時間労働に近づいていく見込みとのことでした。

現在担当しているのは「日常清掃」と呼ばれる業務で、集合住宅や不動産関連の物件、歯医者、トレーニングジムなど、曜日ごとに決まった物件を定期的に清掃していくスタイルです。もともと掃除が趣味だったこともあり、「楽しい」と笑顔で語る姿が印象的でした。

3時起きという早朝からの勤務スケジュール
朝3時起きから始まる現場作業のスケジュール
日常清掃の具体的な物件内容
不動産、歯医者、ジムなど幅広い物件を担当

定期清掃という”夢”|収入アップにつながるボーナス制度

Build’sには「日常清掃」とは別に「定期清掃」という業務があり、これがオーナーにとっての大きな収入アップのチャンスになっているといいます。コンビニなどでよく見かけるポリッシャーを使った床磨きなどがこれにあたり、通常の日常清掃とは別枠の案件として扱われるそうです。

この仕組みは、ラーメン屋がラーメンだけでなくドリンクも販売して利益率を上げるイメージに近いと例えられていました。オーナー自身が技術を習得し、既存の取引先などに定期清掃を提案・案内することで、通常収入とは別にボーナス的な収益を積み上げられる仕組みです。さらに新規物件の獲得にも成功すれば、収入はさらに上乗せされていくとのことで、努力次第で収入を伸ばせる点に大きな魅力を感じているようでした。

ラーメン屋のドリンク販売の例えで説明する収益モデル
「ドリンクを売る」感覚で定期清掃を提案する仕組み
新規物件獲得でさらに収入プラスという発言
新規物件の獲得がさらなる収入アップにつながる

加盟金20万円の内訳と初期費用の実態

気になる初期費用についても具体的に語っていただきました。Build’sの加盟金は20万円と、他のフランチャイズと比較しても比較的低めの水準に設定されているようです。資金に余裕のない状態からのスタートを希望していた松田さんにとって、この金額は加盟を後押しする大きな要因になったといいます。

ただし、加盟金以外にも初期の清掃道具を揃える費用が必要になります。また、営業活動自体は本部が代行してくれるものの、紹介された物件については契約時に費用が発生する仕組みになっているとのことです。合計するとある程度の初期投資は必要になりますが、それでも大手フランチャイズと比較すれば抑えられた金額だったと振り返っています。毎月の収入から少しずつ回収していくイメージだそうで、5年後にはさらなる収入アップを見込んでいると期待を語っていました。

加盟金20万円という具体的な金額の発言
加盟金は20万円と比較的抑えられた設定
物件購入費など追加費用についての説明
道具代や物件契約費など、加盟金以外の初期費用も発生

本部と現場のギャップ|営業と作業者の食い違いリスク

Build’sの仕組みでは、物件の予算・清掃範囲・作業時間などはすべて本部の営業担当が決定し、オーナーはそれに従って作業を行う形になっているそうです。この仕組みは営業を代行してもらえるという点でメリットが大きい一方、実際に現場で作業してみると「この時間では終わらない」といった食い違いが生じることもあると、他のオーナーからの噂として聞いているといいます。

さらに深刻なのは、こうした食い違いがお客様からのクレームに発展するケースがある点です。「なぜこれをやってくれないのか」といった不満につながると、オーナー自身の負担が増してしまいます。松田さんはまだ自身でこうしたトラブルを経験したわけではないものの、今後起こり得るリスクとして冷静に受け止め、しっかり対応していきたいと話していました。営業と作業が分業される仕組みには、こうした構造的なリスクが伴うことも理解しておく必要があるでしょう。

営業が決めた時間内で終わらないという食い違いの実例
本部が決めた作業時間と現場実態にズレが生じることも
クレームに発展するリスクについての言及
食い違いがクレームに発展するリスクも認識しておく必要がある

同期オーナーとの交流と初期研修の様子

加盟後には初期研修が用意されており、松田さんの代には同期として7名のオーナーが在籍していたそうです。年齢層や背景はそれぞれ異なるものの、同じタイミングで独立を志したもの同士、共通する悩みや期待感を共有できる貴重な機会になったといいます。

ただし、松田さんほどの熱量で取り組んでいるオーナーばかりではなく、「松田さんは特別」と評されるほど、本部への信頼度や意欲の高さが際立っていたようです。同期との横のつながりは、独立後の孤独感を和らげ、情報交換の場としても機能する重要な要素といえるでしょう。

同期7名との初期研修について語るシーン
初期研修では同期7名のオーナーと共に学んだ

Build’s加盟を検討している人へ|YouTubeで実態を確認する重要性

インタビューの最後に、独立開業を迷っている人へのアドバイスを伺いました。松田さんは、同じような境遇で悩んでいる人がいれば、まずはBuild’sの公式YouTubeチャンネルを見てほしいと繰り返し強調していました。実際に自身も動画を遡って視聴したことで、加盟への不安を払拭できたという実体験があるからこそ、説得力のある言葉です。

番組内では、紹介制度の有無についても話題に上がりましたが、現時点では正式な制度はまだ整っていないとのこと。今後数ヶ月でその制度が整備される可能性もあるとして、続報が期待される内容となっていました。独立開業は情報収集の量と質が成功の鍵を握ります。フランチャイズ本部の公式発信やオーナーの生の声を確認したうえで、自分に合った選択をすることが大切だといえるでしょう。

悩んでいる人にYouTubeを案内したいという発言
悩んでいる人にはまずYouTubeでの情報収集を勧めたい
紹介制度の検討についてのやり取り
紹介制度は今後整備される可能性があるとのこと

まとめ

今回のインタビューでは、56歳という年齢で会社員から個人事業主へと転身した松田さんの生々しい体験談を伺うことができました。定年後の不安、集客への不安、そして本部との出会いから加盟決断に至るまでの過程は、同じような悩みを抱える多くの読者にとって参考になるはずです。一方で、営業と現場の分業体制によるギャップなど、注意すべきポイントも率直に語られていました。フランチャイズ加盟を検討する際は、良い面だけでなく実際のリスクや仕組みの裏側まで理解した上で、自分に合った選択をすることが成功への近道といえるでしょう。