fv

うなぎの成瀬フランチャイズを徹底解説|開業資金・収益モデル・儲かる仕組みとは

フランチャイズでの独立開業を検討している方の中には、「飲食店をやりたいけれど職人技術がないから無理」と諦めている方も多いのではないでしょうか。今回、フランチャイズ探偵団は東京・練馬にある「うなぎの成瀬」練馬店を訪問し、フランチャイズ本部を運営する山本さんに直接インタビューを行いました。うなぎという高級食材を扱いながら、なぜ低価格・高回転・高収益というビジネスモデルが成立するのか。その仕組みを、開業資金や収益シミュレーションまで含めて詳しく解説していきます。

うなぎの成瀬とは?ただの鰻屋との違いとビジネスモデルの特徴

うなぎといえば「特別な日に食べる高級料理」というイメージを持つ方が多いはずです。実際、老舗の鰻屋では一人前6000円前後という価格帯も珍しくなく、日常的に足を運べる業態とは言えませんでした。一方で安価な鰻を提供する店もありますが、「安いけれど美味しくない」という二極化した市場になっていたのが実情です。

うなぎの成瀬は、この二極化した市場の間、つまり「美味しいけれどそこまで高くない」というゾーンを狙ったビジネスモデルです。具体的には2000円〜3000円程度という価格帯でうなぎを提供しており、これまで手が届きにくかった層にもアプローチできる点が最大の特徴です。高級店の味に近いクオリティを保ちながら、価格を抑えられている点にこそ、このフランチャイズの強みがあります。

うなぎの成瀬の価格帯2000円から3000円を説明する山本さん
高級店と激安店の間、2000〜3000円台のゾーンを狙った価格戦略

なぜ低価格で美味しいうなぎを提供できるのか|職人不要のオペレーションの秘密

「味は高級店とほぼ同等なのに、なぜこの価格で提供できるのか」という疑問は当然出てきます。通常であれば原価を切り詰めて薄利多売にするか、品質を落とすかのどちらかを想像しますが、うなぎの成瀬が実現しているのは全く別のアプローチです。ポイントは、職人の技術に依存しないオペレーションを構築したことにあります。

従来、うなぎ職人になるには焼き・裂き・タレ作りなど長年の修行が必要とされてきました。かつてホリエモンが「寿司職人になるために10年練習する必要はない」と語ったことがありますが、それと同じ現象がうなぎ業界にも起きているというわけです。機械化・仕組み化によって、経験の浅いスタッフでも一定の品質を安定して提供できる体制が整えられています。

この効率化はスピードにも直結しています。通常のうなぎ屋では注文から提供まで20〜30分かかることが一般的ですが、うなぎの成瀬では最短5分での提供が可能とされています。これにより、ランチタイムなど限られた時間帯でも回転率を大きく上げることができ、「数」で勝負できる収益構造を実現しているのです。

職人に頼らないオペレーションについて語る場面
職人技術に依存しない仕組み化されたオペレーションが低価格の秘密
最短5分提供と回転率の高さを説明する場面
最短5分提供により、ランチタイムの回転率アップを実現

うなぎの成瀬のマーケティング戦略|SNS・インフルエンサー活用の実態

飲食フランチャイズにおいて集客戦略は経営の成否を左右する重要なポイントです。うなぎの成瀬では、ブランディングを含めたサポートを行う広報専門チームが存在し、本部が主体となってSNS運用やインフルエンサー対策を進めているとのことです。特定の広告代理店に外注するのではなく、本部が手動で動かしている点が特徴的だといえるでしょう。

個人でフランチャイズに加盟する場合、集客のノウハウがゼロからでは非常に苦労するものですが、本部がSNS戦略の型を持っていることで、加盟店側は本部の指示に沿って動くだけで一定の集客効果が期待できる点は、初めて飲食業に挑戦する方にとって心強いポイントです。

本部主導のSNS・インフルエンサー施策について説明する山本さん
本部が主体となってSNS・インフルエンサー対策を推進

出店ペースと店舗数|わずか半年で4店舗展開のスピード感

うなぎの成瀬のビジネスモデルが始動したのは2023年9月、横浜への1号店出店がスタートでした。取材時点でまだ半年程度しか経過していないにもかかわらず、すでに4店舗がオープンしているというスピード感は、フランチャイズ業界の中でも非常に高い成長率と言えるでしょう。

さらに今後の展開についても、毎月2〜3店舗のペースで新規オープンを続けていく計画があるとのことです。急速な多店舗展開は、ブランド認知の拡大とスケールメリットの両方を早期に獲得できる可能性がある一方、加盟希望者にとっては「早めに動かないと有利な出店エリアを確保できなくなる」というシグナルとも捉えられます。実際に開業を検討している方は、エリア調査や本部との商談を早めに進めることをおすすめします。

2023年9月横浜スタートという開業時期について語る場面
2023年9月、横浜1号店からスタートしたうなぎの成瀬
毎月2-3店舗ペースで拡大していく成長スピードを説明する場面
毎月2〜3店舗のペースで出店が進む急成長ぶり

うなぎの成瀬の立地戦略|あえて三等地を選ぶ理由とは

飲食店の経営において「立地がすべて」と言われることは少なくありませんが、うなぎの成瀬はこの常識にあえて逆らう戦略を取っています。取材で訪れた練馬店も、駅からやや離れた住宅地の中にあり、いわゆる「一等地」とは言い難い立地でした。しかし、これは単なるコスト削減ではなく明確な戦略に基づいています。

うなぎは「ふらっと立ち寄って食べる」業態ではなく、お祝いや特別な日など「目的を持って訪れる」目的来店型の飲食業態だという点がポイントです。消費者は「うなぎを食べたい」と思った時、インターネットやSNSで「うなぎ屋 地名」といった形で検索して店を探します。つまり駅前の一等地でなくても、検索でしっかり見つけてもらえれば十分に来店につながるというわけです。

この考え方に基づき、家賃という固定費を抑え、その分を広告費に回すことで、より広い範囲からの集客を実現しています。実際、横浜の1号店も決して良い立地とは言えない場所に構えており、山本さんも「馬鹿にされるような立地」と表現するほどでしたが、それでも十分に集客できているという実績が、この戦略の正しさを裏付けています。三等地・住宅地であっても十分に成立するビジネスモデルであることは、物件探しに苦労しがちな開業希望者にとって大きなメリットと言えるでしょう。

うなぎは目的来店型業態であるという立地戦略の核心発言
うなぎは目的来店型業態であり、一等地に出す必要はないという発想
家賃を抑えて広告費に回すという戦略を説明する場面
固定費(家賃)を抑え、広告費に予算を配分する戦略
横浜1号店の立地について語る場面
横浜1号店も決して恵まれた立地ではなかったという実例

うなぎの成瀬の開業資金はいくら?初期費用800万円の内訳

フランチャイズ加盟を検討する上で最も気になるのが、開業に必要な資金です。うなぎの成瀬の場合、初期費用の目安として想定されているのは800万円程度とのことでした。飲食店の開業では1000万円を超えるケースも少なくない中、1000万円を切る水準は業界内でも比較的低めの初期投資と言えるでしょう。

この費用を抑えられている要因の一つが、居抜き物件の活用です。うなぎ屋やそれに近い業態が以前入っていた物件では、厨房設備や内装がある程度残っているケースが多く、それらをうまく再利用することで初期費用の圧縮につながっています。物件探しの段階から本部のノウハウを活用できる点は、個人で開業する場合にはなかなか真似できない強みです。

初期費用800万円という具体的な数字が語られる場面
うなぎの成瀬の開業資金は約800万円が目安
居抜き物件活用による費用圧縮を説明する場面
居抜き物件を活用することで初期費用を圧縮

収益モデルを解説|FLRコストと手元に残る利益の目安

開業資金と同じくらい重要なのが、開業後の収益構造です。飲食業界ではFLコスト(フードコスト・レイバーコスト)やレントコストといった指標がよく使われますが、うなぎの成瀬では月商300万円を想定モデルとして、原価率(フードコスト)がおよそ40%、人件費(レイバーコスト)が20〜25%程度と説明されていました。

これらに加えて家賃などの諸経費を差し引いた結果、売上の約20%程度が手元に残る利益として想定されています。月商300万円のモデルであれば、月あたり50〜60万円前後の利益が見込める計算になります。この数字はあくまで本部が提示する想定モデルであり、実際の売上や利益は立地や運営努力によって変動しますが、一つの目安として理解しておくとよいでしょう。

投資回収期間については、初期費用800万円に対して1年〜1年半程度で回収できるというシミュレーションが示されていました。飲食フランチャイズの中でも比較的早い回収スピードであり、資金効率を重視する開業希望者にとっては魅力的なポイントになるはずです。取材時点で稼働している4店舗はいずれも黒字化しているとのことで、モデルとしての実現性も一定程度裏付けられていると言えるでしょう。

月商300万円モデルでの原価率・人件費率の内訳を説明する場面
月商300万円モデルにおける原価率・人件費率の内訳
手元に残る利益20%という収益シミュレーションの場面
諸経費を差し引き、売上の約20%が手元に残る計算
投資回収期間1年〜1年半という結論が語られる場面
初期投資の回収期間は1年〜1年半が目安

加盟店が実際に使う広告宣伝費はいくら?インフルエンサー施策の予算感

低価格戦略と三等地出店を実現する上で欠かせないのが、広告宣伝への投資です。加盟店が実際に負担する広告費としては、月に2〜3人程度のグルメインフルエンサーを店舗に招くための費用が中心とのことで、予算感としてはおおよそ10万円程度が想定されているとのことでした。フォロワー数や発信力によって費用は変動するものの、一等地に出店する場合の高額な家賃と比較すれば、十分にコントロールしやすい投資と言えるでしょう。

加えて、地域特性に応じた戦略も採用されています。例えば練馬店のように住宅地に近いエリアでは、ポスティングチラシのような地域密着型の施策が効果的とされる一方、ホームページのSEO対策やSNSでのユーザー投稿の拡散なども並行して行われています。オープン時にはプレスリリースの配信も実施しており、広告費をかけずとも一定の集客効果を生み出す土台が整えられている点も注目すべきポイントです。

月2〜3人のインフルエンサーを呼ぶ広告費の予算を説明する場面
月2〜3人のインフルエンサー招致で、予算はおよそ10万円程度
SEO対策やSNS運用など集客施策の全体像を説明する場面
SEO対策やSNS運用など、多角的な集客施策を展開

加盟オーナーのリアルな声|練馬店オーナーが語る開業の実際

本部側の説明だけでは分からない開業のリアルを知るには、実際に加盟したオーナーの声が何より参考になります。今回の取材では、練馬店を運営する田中さんにもインタビューを行い、オープンに至るまでの準備や実際にかかった費用感などについて話を伺いました。本部から提示される想定モデルと、実際の現場での実感がどの程度一致しているのかは、開業を検討する上で非常に重要な視点です。

フランチャイズ本部が示す数字はあくまで「モデルケース」であり、実際の経営では立地や個人の努力によって結果が変わってくるのは当然のことです。だからこそ、本部の説明と現役オーナーの実体験、両方の視点を突き合わせることが、開業を判断する上での確実な材料になります。田中さんへのインタビュー内容は別記事にて詳しくお伝えしていますので、ぜひあわせてご覧ください。

加盟オーナー田中さんが登場するインタビュー導入シーン
練馬店オーナー田中さんへのインタビューがスタート

まとめ|うなぎの成瀬フランチャイズは低リスク型飲食ビジネスの好例

うなぎの成瀬は、職人技術に依存しないオペレーション設計、目的来店型業態を活かした立地戦略、そして初期費用800万円という比較的抑えられた投資額によって、これまでの飲食フランチャイズとは一線を画すビジネスモデルを構築していることが分かりました。半年で4店舗という急成長ぶりも、このモデルの市場性の高さを物語っています。

もちろん、本部が提示する数字はあくまでモデルケースであり、実際の収益は立地や運営体制によって変動します。しかし、初期投資を抑えつつ、比較的短期間での投資回収が見込める点は、初めて飲食業に挑戦する独立開業希望者にとって検討に値する選択肢と言えるでしょう。気になる方は、まず本部への資料請求や説明会参加から情報収集を始めてみることをおすすめします。