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エクシア飛騨高山店の収支公開!地方フランチャイズは儲かるのか徹底取材

フランチャイズでの独立開業を検討していると、必ず気になるのが「都市部以外の地方エリアでも本当に成功できるのか」という点です。今回は歯のセルフホワイトニングFC「エクシア」の中でも、岐阜県・飛騨高山という地方エリアに出店した店舗に密着取材してきました。オーナーの「しゅう」さんとオープニングスタッフの岡田さんに、開業までの経緯からリアルな収支まで、包み隠さず語っていただいています。地方での開業を検討している方には特に参考になる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

エクシア飛騨高山店とは?オーナー・スタッフに直撃取材

取材班は朝7時半に出発し、岐阜県の飛騨高山までロケに向かいました。到着したのは14時。新宿から現地までの道のりは非常に長く、駅前の一番栄えているエリアでも「かなり田舎」という印象を受けたそうです。この立地条件こそが、今回の取材における重要なポイントになっています。都市部一極集中のイメージが強いフランチャイズビジネスにおいて、あえて地方に出店したチャレンジ精神が垣間見える取材のスタートとなりました。

エクシア飛騨高山店のオーナーしゅう氏とスタッフ岡田さん
オーナーのしゅうさんとオープニングスタッフの岡田さんに直撃取材

お店にお邪魔すると、オーナーのしゅうさんと、オープニングスタッフとして働く岡田さんが迎えてくれました。岡田さんはこれまで接客業の経験がなく、エクシアでの勤務が初めての接客業だったとのこと。数字を追いかける仕事やお客様と常に接する仕事に最初は戸惑ったものの、今では店舗運営に欠かせない存在に成長しています。未経験からでもスタッフとして活躍できる体制が整っていることは、フランチャイズオーナーにとって心強いポイントと言えるでしょう。

エクシアの物件条件は?家賃・坪数から見る出店コスト

フランチャイズ開業を検討する際、多くの人が真っ先に気にするのが「家賃」や「物件の広さ」といった固定費に関する情報です。飛騨高山店の場合、実はオーナーの親族が所有する物件を活用しているとのことで、一般的な賃貸物件を借りるケースとは条件が異なる点には注意が必要です。

物件所有・家賃負担の実態が語られる場面
物件は親族所有のため家賃負担が一般的なケースとは異なる

店舗の広さはおよそ10坪程度とのことで、セルフホワイトニング業態としては標準的な広さと言えます。ただし、一般的な賃貸物件でこの規模の店舗を借りる場合、エリアや立地によって家賃相場は大きく変動します。地方エリアであれば都市部に比べて家賃を抑えられる可能性が高い一方、今回のように身内の物件を活用できるケースは稀であるため、これから開業を検討する方は、実際に出店したいエリアの相場をしっかりリサーチしておくことが重要です。

オープン前研修は何日?未経験スタッフの育成体制

接客未経験だった岡田さんが実際に店舗で活躍できるようになった背景には、本部による手厚い研修体制があります。オープン前には5日間の研修が実施され、接客の基本から実践的なロールプレイングまで、本部スタッフが直接指導にあたったとのことです。

研修日数・ロープレ回数についてのやり取り
オープン前の5日間研修、ロールプレイングは10回以上実施

特に印象的だったのは、ロールプレイングを10回ほど繰り返し実施したという点です。接客経験がないスタッフでも、反復練習によって実践力を身につけられる仕組みが整っているからこそ、オープン初日から一定水準の接客が可能になっているのでしょう。フランチャイズ本部の研修制度がしっかりしているかどうかは、未経験からの開業を検討する方にとって非常に重要な判断材料になります。

友達紹介カードでリピート増!飛騨高山店独自の集客施策

飛騨高山店では、本部の標準的な施策に加えて、店舗独自の集客ツールとして「友達紹介カード」を導入しています。このカードは裏面に新規来店したお客様の名前を記入する欄が設けられており、1人あたり5枚ほど配布しているとのことでした。

友達紹介カードの実物と裏面の記入欄
飛騨高山店オリジナルの友達紹介カード。裏面に紹介者情報を記入

満足度の高い施術を受けたお客様は、このカードを喜んで持ち帰り、家族や友人に紹介してくれるそうです。ただし興味深いのは、実際の予約はLINEからされるケースが多く、カードを直接持参して来店する方は年齢層が高めのお客様に多い傾向があるという点です。デジタルとアナログ、両方の導線を用意しておくことで、幅広い世代の紹介を取りこぼさない工夫がされていることがわかります。

店内の設備・機器を公開!ホワイトニングマシンと物販商品

店内を見学すると、ホワイトニング専用のルームが用意されており、お客様が座って専用機器の光を当ててもらう設備が整っていました。この照射機器は1台25万円ほどとのことで、開業時の設備投資としては大きな金額になります。

ホワイトニング照射機に座る様子
専用ルームでホワイトニング照射を受けるお客様の様子

さらに店内には、歯の色を測定できる専用機器も設置されており、お客様自身が施術前後の変化を数値で確認できる仕組みになっています。この機械があることで、お客様は自分の歯がどれくらい白くなったかを客観的に把握でき、満足度向上やリピートにもつながっているようです。

歯の色を測定する機械の画面
歯の色を数値化して確認できる測定機器

また、店内には併設サロンの設備として酸素カプセルも用意されており、ホワイトニング施術と組み合わせて利用できるサービスも展開しています。遠方から来店するお客様の中には、この酸素カプセル目当てで来店するケースもあるとのことで、複合的なサービス展開が集客の武器になっていることが伺えます。物販コーナーでは、研磨剤不使用の歯磨きジェルなどが3,300円で販売されており、施術後の「ついで買い」需要を取り込むことで、利益率向上にも一役買っているようです。

酸素カプセルなど併設サロン設備
ホワイトニングと組み合わせて利用できる酸素カプセル設備

開業初月(4月)の売上・経費を大公開!目標未達の理由とは

ここからは、いよいよ気になる収支の実態に踏み込んでいきます。飛騨高山店は3月29日にオープンし、4月末までの累計来店者数は36名でした。当初の目標は4月末時点で50名だったため、初月は目標に届かない結果となりました。

4月の会員数36名・売上37万円台の数字提示
開業初月・4月の会員数は36名、売上は37万6,750円

4月の売上は37万6,750円。紹介による月額割引などもあり、やや端数の残る数字になったとのことです。積み上げ型のビジネスモデルであるため、初月から大きな売上を狙うというよりも、着実に会員数を積み重ねていく戦略が取られています。

経費57万円・差引19万円の収支シーン
4月の経費は57万円、差し引き約19万円のマイナスに

気になる経費は57万円で、売上から差し引くとおよそ19万円のマイナスとなりました。当初の想定では経費は25〜30万円程度に収まる見込みだったとのことですが、想定を大きく上回る結果となった要因については、次の章で詳しく掘り下げていきます。

溶剤費が誤算に?エクシア開業で見えたコスト管理の落とし穴

4月の経費が想定を大きく上回った最大の要因は、「備品費」として計上される溶剤コストでした。備品費は当初2万円程度を見込んでいたにもかかわらず、実際には18万円もかかってしまったとのことです。

備品費18万円という想定外のコスト説明
想定の9倍!溶剤代を中心とした備品費が18万円に膨らんだ

この溶剤は、エクシアのホワイトニング施術に使用する専用の薬剤で、1本あたり1万円という高単価な商品です。1人あたり2.5〜3グラムを使用する計算で運用していたところ、既存客が1日10人来店するペースだと、1本の溶剤が34日程度でなくなってしまう計算になり、想定以上のハイペースで消費されていたことが判明しました。フランチャイズ本部から仕入れる消耗品コストは、実際に店舗を運営してみて初めて実感値が見えてくる部分であり、開業前のシミュレーションだけでは見落としがちなポイントと言えます。

綿棒からブラシへ変更しコスト削減する工夫
綿棒から専用ブラシに変更し、少量でも塗布ムラを防ぐ工夫を実施

この課題に対して、飛騨高山店では溶剤の塗布方法を見直す改善策を実施しています。これまで綿棒を使って塗布していたところを、専用のブラシ(刷毛)に変更したことで、少量でも隅々まで均一に塗布できるようになり、コスト削減につながったとのことです。こうした現場レベルでの工夫の積み重ねが、フランチャイズ経営における利益率改善の鍵になることがよくわかるエピソードです。

5月に早くも黒字化!会員数53名達成の裏側

コスト改善の取り組みもあり、5月には嬉しい結果が出ています。会員数は45名から53名まで増加し、当初の目標であった50名を1ヶ月遅れで突破することができました。5月単月の新規会員は18名で、4月ほどの急増ではないものの、着実な積み上げが続いています。

5月売上55万円・経費54万円で黒字達成の瞬間
5月の売上は55万円、経費54万1,560円で見事に黒字化

そして最も注目すべきは収支です。5月の売上は55万円、経費は54万1,560円となり、差し引きでわずかながらプラスに転じました。開業から2ヶ月というスピードでの黒字化は、地方エリアでのフランチャイズ展開としては非常に前向きな結果と言えるでしょう。ただし、会員数が増えるほど溶剤費などの変動費も増加していくため、今後も継続的なコスト管理が求められる状況に変わりはありません。

継続率アップの課題と6月の見込み売上

順調に見える飛騨高山店ですが、オーナーのしゅうさんは新たな課題にも直面しています。それは「退会者」の存在です。1度契約したもののやめてしまう方や、半年程度で退会していく方が一定数出てくる傾向があるとのことで、会員数を積み上げるだけでなく、継続してもらうための施策も今後強化していく必要があると語っていました。

退会者増加への対策を語るオーナーの表情
継続率向上のための新たな取り組みを検討中と語るオーナー

6月の見込みについても具体的な数字が語られました。地元のフリーペーパー「ブレス」の無料掲載枠を活用し、ホワイトニング2回分の無料照射プレゼント企画を展開したところ、すでに10名の予約が確定しているとのことです。こうした無料媒体をうまく活用した集客施策は、広告費を抑えたい地方フランチャイズにとって非常に参考になる取り組みと言えるでしょう。

6月見込み会員数と契約目標の数字
6月は50名前後の新規体験と30件の契約を目標に設定

6月末時点では新規体験者50名、そのうち契約30件を目指すとしており、この目標が達成できれば会員数は累計100名規模に到達する計算になります。その場合の利益シミュレーションについても、経費が50〜65万円程度になると想定した上で、月40万円ほどの利益を見込んでいるとのことでした。開業からわずか数ヶ月でここまでの成長曲線を描けている点は、地方フランチャイズを検討する方にとって大きな希望となるはずです。

地方フランチャイズは成功できる?エクシア飛騨高山店の総括

今回の取材を通して見えてきたのは、「地方だから成功しない」というわけでは決してないという事実です。エクシア本部によると、飛騨高山店以前にも地方エリアで立ち上げに成功しているオーナーが存在しており、今回のケースが決して例外ではないとのことでした。

地方展開の実績と今後の可能性についてのコメント
地方エリアでも成功事例が蓄積されつつあるエクシアの展開状況

もちろん、溶剤費の想定オーバーや退会者への対応など、実際に運営してみないと見えてこない課題は数多く存在します。しかし、それらの課題に対して本部のサポートを受けながら現場で工夫を重ね、開業からわずか2ヶ月で黒字化を達成できたという事実は、地方での独立開業を検討している方にとって非常に説得力のあるデータと言えるでしょう。エクシアでの開業を検討している地方在住の方は、一度本部に相談してみるのも一つの選択肢かもしれません。

まとめ

今回のエクシア飛騨高山店への潜入取材では、地方フランチャイズのリアルな収支状況を包み隠さず公開していただきました。開業初月は目標未達かつ赤字だったものの、溶剤費という誤算に対して現場レベルで改善策を講じ、わずか2ヶ月で黒字化を達成した実例は、これから独立開業を目指す方にとって非常に価値のある情報です。フランチャイズ本部の研修体制や、地方ならではの物件条件、そして集客施策の工夫まで、今回の取材内容をぜひ参考にしていただければと思います。