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無人ホルモン直売所のFC初期費用・売上・利益を公開|5店舗目オープンの実例レポート

無人ホルモン直売所のFC初期費用・売上・利益を公開|5店舗目オープンの実例レポート

無人販売ビジネスの中でも急拡大を続けている『無人ホルモン直売所』。今回のフランチャイズ探検隊では、すでに4店舗を運営し、8月8日に5店舗目をオープンしたばかりの現役オーナーに直撃インタビューを行いました。開業からおよそ1ヶ月というタイミングでのリアルな数字をもとに、初期費用の内訳、売上・利益の実態、そして無人販売業界における差別化戦略まで、独立開業を検討している方に役立つ情報をまとめています。

無人ホルモン直売所とは?今回インタビューしたオーナーの概要

無人ホルモン直売所は、店舗に人を配置せず、冷凍のホルモンや焼肉用の肉を購入できる無人販売形態のフランチャイズです。近年、無人販売所は果物や餃子など様々なジャンルで急増していますが、精肉・ホルモン専門の無人販売業態としても存在感を強めています。

今回登場していただいたのは、すでに4店舗を運営しながら5店舗目を新規オープンさせたオーナーです。複数店舗を同時に運営するマルチ出店型のオーナーであり、フランチャイズ展開のノウハウが蓄積されている点も注目ポイントといえるでしょう。

無人ホルモン直売所のオーナーが自己紹介をしている番組冒頭のシーン
フランチャイズ探検隊に出演した無人ホルモン直売所オーナー

5店舗目オープンの背景と開業タイミング

今回の主役となる5店舗目は、2024年8月8日にオープンしました。取材収録日が9月20日ということで、ちょうど1ヶ月強が経過したタイミングでの数字を公開してもらう形となっています。すでに4店舗を運営してきた経験があるため、出店・開業の流れ自体には慣れている様子がうかがえました。

複数店舗展開を行う場合、1店舗ごとの立地選定や物件契約のタイミングが重要になります。今回はたまたま好条件の物件に巡り合えたことで、スピーディーに5店舗目のオープンにこぎつけられたとのことでした。

5店舗目・8月8日オープンという事実を説明しているシーン
5店舗展開、8月8日にオープンした5店舗目について語る場面

無人ホルモン直売所のフランチャイズ初期費用内訳【合計136万円】

今回公開された初期費用の内訳は、加盟金0円、物件取得費7万円、設備費41万円、雑費6万円で、合計136万円という結果でした。本来であれば加盟金として19万円ほどが加算されるケースもあるとのことで、今回はかなり特殊な好条件だったことが強調されています。

特に物件取得費7万円という金額は破格の安さです。理由としては、不動産会社を兼業している知人の自社物件を借りることができたため、仲介手数料が一切かからなかった点が挙げられます。家賃保証費として家賃1ヶ月分の5万円、火災保険料として年間2万円ほどがかかった程度で、通常であれば物件取得費だけで40万円〜100万円程度かかる可能性もあるとオーナー自身が語っています。

設備費については冷凍庫を2台設置するなど、無人販売に必要な最低限の設備を整えた内容です。今回はかなり運が良かったケースであり、これから開業を検討する方は、物件条件によって初期費用が大きく変動する可能性がある点を念頭に置いておく必要があるでしょう。

初期費用の内訳表(加盟金・物件取得費・設備・雑費)が表示された画面
5店舗目オープン時の初期費用内訳(合計136万円)
本来の加盟金19万円との比較を説明しているシーン
通常発生する加盟金19万円との違いを解説
家賃保証費や火災保険料など物件取得費が安く済んだ理由を説明する場面
物件取得費が7万円に抑えられた理由

物件条件と冷凍庫台数など店舗設備のポイント

今回の5店舗目の物件は、広さがおよそ5坪程度というコンパクトな店舗です。無人販売所は接客スペースを必要としないため、狭小な物件でも十分に成立するビジネスモデルといえます。冷凍庫は2台体制で運用されており、在庫量に応じた商品陳列がされています。

立地条件としては、店舗前に駐車場2台分、裏手にも1台分のスペースが確保されており、合計3台分の駐車スペースがある好立地でした。無人ホルモン直売所のようなドライブスルー感覚で立ち寄れる業態においては、駐車のしやすさが売上に直結する重要な要素です。田舎エリアならではの余裕あるスペースが、無人販売に適した環境として活かされている好例といえるでしょう。

物件の広さ5坪程度と駐車場3台分の好立地が語られる場面
5坪ほどの店舗と駐車場3台分を確保した好立地の物件

開業1ヶ月目の売上・利益公開【売上124万円・利益13万円】

気になる開業初月の実績ですが、8月の売上は124万1886円という結果でした。一方で利益は13万円ほどにとどまっており、売上規模に対して利益率がやや低めに出ている状況です。

この背景には、開業直後に投下した広告費用の存在があります。新規オープン時は認知度を高めるための広告出稿が欠かせず、今回は20万円ほどの広告費がかかったとのことです。ただし、今後は新聞折込のような単価の高い広告手法ではなく、SNS広告を中心に3万〜5万円程度の少額運用へ切り替えていく方針が語られました。

広告費を抑えれば当然売上自体も落ち着く可能性はありますが、その分利益率は改善していく見込みとのことです。開業初期は利益が薄くなりがちであることを織り込んだ上で、中長期的な収支バランスを見据えている点は、フランチャイズ経営において非常に参考になる考え方といえるでしょう。

8月の売上124万1886円という具体的数字が表示される画面
開業初月(8月)の売上は124万1886円
利益13万円という数字と経費内訳が説明されるシーン
売上に対して利益は13万円ほどにとどまった
広告費20万円と今後の広告戦略について説明する場面
開業時の広告費は約20万円、今後はSNS広告中心へ切り替え予定

5店舗中の順位比較と新店舗特有の苦労

8月8日オープンのため、丸々1ヶ月換算すると売上はおよそ140万円程度になる見込みとのことです。これを既存の4店舗と比較すると、5店舗中でおおよそ3番目あたりの位置づけになるといいます。決して1位ではないものの、初月としては十分に及第点といえる結果でしょう。

5店舗目ということで開業自体には慣れているものの、新店舗特有の苦労がなかったわけではありません。店舗ごとに内装や立地条件が異なるほか、来店する客層も店舗によって違いがあるため、既存店舗と同じ運営フローをそのまま当てはめられるわけではないとのことでした。特にオープン直後は事務所や自宅から距離のある店舗に何度も足を運び、動線確認を重ねる必要があったと振り返っています。

5店舗中3番手程度という順位比較のコメントが語られるシーン
5店舗中では中位程度の売上実績
店舗ごとの立地や客層の違い、開業直後の動線確認の苦労を語る場面
店舗ごとに異なる客層・立地に合わせた運営の工夫

無人ホルモン直売所の全国店舗数と業界の急成長ぶり

番組内では、無人ホルモン直売所の全国的な店舗数についても言及がありました。契約ベースではおよそ170店舗、実際に稼働している店舗数は100〜160店舗程度という規模感が語られています。すでに全国に広く展開しており、急速に店舗網を拡大しているブランドであることがうかがえます。

さらに直近半年ほどで店舗数が6割ほど増加しているという成長スピードも紹介されました。無人販売という業態自体が人件費を抑えられる仕組みであることに加え、複数店舗を同時に運営するオーナーが多い点も、急成長を後押ししている要因のひとつと考えられます。

全国契約数170店舗・実店舗100〜160店舗という業界規模の数字が表示される画面
全国契約数は約170店舗、実店舗数は100〜160店舗規模
直近半年で6割増という成長率について言及するシーン
直近半年間で店舗数が約6割増加という急成長ぶり

無人ホルモン直売所の強みは本部代表の人柄にあり

数ある無人販売フランチャイズの中で、無人ホルモン直売所ならではの強みは何かという質問に対し、オーナーは「本部代表の人柄」を真っ先に挙げていました。ビジネスモデルや商品力ももちろん重要ですが、フランチャイズ本部のトップがどのような人物であるかという点が、加盟オーナーの安心感や継続意欲に直結するという考え方です。

「本部の代表が悪いようにはしないだろう」という信頼感があるからこそ、日々の運営や新しい施策にも前向きに取り組めるという趣旨のコメントがありました。フランチャイズ選びにおいては数字だけでなく、本部の経営姿勢や人柄を見極めることの重要性を改めて示すエピソードといえるでしょう。

オーナーが本部の人柄が最大の強みだと語る核心シーン
「本部代表の人柄こそが最大の強み」と語るオーナー

競合の無人販売所との差別化戦略【500円商品の新ブランド】

近年、無人ホルモン直売所以外にも精肉系の無人販売店が数多く登場しており、価格帯や商品ラインナップでの差別化が課題となっています。これに対し本部では、従来の1000円均一の商品構成に加えて、500円程度の低価格帯商品を新たに投入する準備を進めているとのことでした。

この背景には、競合となる精肉系無人販売店の存在があるとみられます。1000円という価格帯を「高い」と感じる層にもアプローチするため、より手に取りやすい価格の商品ラインを追加する狙いです。さらに、既存商品が焼肉やバーベキュー用途を主眼としているのに対し、新ブランドではフライパン調理や野菜と一緒に炒めるといった、家庭料理向けの用途を想定した商品設計にする方針も明かされました。

1000円均一に加え500円商品を投入する新ブランド戦略を説明するシーン
1000円均一に加え、500円商品を投入する新戦略
焼肉用途からフライパン調理用途へ広げる商品設計を解説する場面
焼肉用途からフライパン調理向けへと商品ラインを拡大

本部主導のポイントカード制度とロイヤリティの安さ

差別化施策のひとつとして、本部主導で始まったポイントカード制度も紹介されました。無人ホルモンの商品を10個購入すると、11個目が無料で持ち帰れるという仕組みです。購入のたびにカードにシールなどでカウントし、10個分たまったカードを料金箱に投函することで、次回以降1個分を無料で受け取れるようになっています。

注目すべきは、この無料分の原価を本部が負担してくれるという点です。加盟店側からすればリピーター獲得につながる施策を、実質的な持ち出しなしで実施できることになり、非常にありがたい制度だとオーナーも驚きを隠しませんでした。

加えて、無人ホルモン直売所は他の無人販売フランチャイズと比較してもロイヤリティが低めに設定されているといいます。こうした加盟店に優しい制度設計の数々も、先述した「本部代表の人柄」という評価につながっている要素といえるでしょう。

10個購入で1個無料になるポイントカード制度を説明するシーン
10個購入で1個無料になるポイントカード制度
原価分を本部が負担してくれる仕組みに驚くリアクションのシーン
無料分の原価を本部が負担してくれる手厚い制度
他の無人販売FCよりロイヤリティが安いという比較発言のシーン
他の無人販売フランチャイズと比べてロイヤリティが低いという特徴

他店舗(弟オーナー含む)の状況とオープン景気の変化

番組内では、同じく無人ホルモン直売所への加盟を予定している弟さんの状況にも話が及びました。詳細な数字までは把握していないとのことでしたが、まずまず堅調に推移しているのではないかという見立てが語られています。

また、近年の傾向として「オープン景気」が以前ほど強く出なくなってきているという分析も印象的でした。コロナ禍が明けたことや、無人販売という業態自体が世の中に浸透してきたことが要因として考えられ、オープン直後に爆発的な売上が出るケースは減ってきているといいます。一方で、オープン景気による急騰がない分、開業後に売上がガクンと落ち込むことも少なくなっており、6月にオープンした店舗も8月時点まで売上が大きく落ちていないという安定した推移を見せているとのことでした。

これは無人販売業界全体が「物珍しさ」で売る段階から、「日常的な購買行動の選択肢のひとつ」として定着しつつある段階へと移行していることを示すエピソードともいえます。独立開業を検討する方にとっては、短期的なブームではなく中長期的な安定運営を見据えた出店計画が求められる時代に入っていると捉えるべきでしょう。

コロナ後・無人販売乱立後にオープン景気が薄くなったという分析シーン
コロナ後や無人販売の普及によりオープン景気が薄くなったという分析
オープン景気がない分売上が落ちにくくなったという逆説的なメリットを説明するシーン
オープン景気がない分、売上が落ちにくくなったという傾向

無人ホルモン直売所の詳細売上データはYouTube公式チャンネルで確認可能

今回インタビューに応じてくれたオーナーは、無人ホルモン直売所の公式チャンネルである『ムジホルチャンネル』にも出演しており、各店舗の売上や広告運用について詳しく解説しているとのことです。すでに4店舗分の売上公開動画も公開されており、より詳細な数字を知りたい方はそちらも合わせてチェックすることをおすすめします。

動画のボリュームはかなり長めで、中には2時間規模の動画も存在するとのことですが、売上公開系の動画は10分〜12分程度とコンパクトにまとまっているようです。フランチャイズ本部が積極的に情報発信を行っている姿勢は、透明性の高さという観点からも加盟検討者にとって安心材料になるといえるでしょう。

4店舗分の売上公開動画のタイトル画面
公式YouTubeチャンネルで公開されている4店舗分の売上データ
概要欄からの加盟問い合わせ案内シーン
無人ホルモン直売所への加盟に興味がある方向けの案内

まとめ

今回のインタビューでは、無人ホルモン直売所5店舗目オープンという実例をもとに、初期費用136万円の内訳から、開業初月の売上124万円・利益13万円という具体的な数字までを公開してもらいました。物件条件によって初期費用は大きく変動するものの、無人販売業態ならではの低コスト開業の可能性が垣間見える内容だったといえます。

また、本部代表の人柄を強みとする経営姿勢や、原価負担付きのポイントカード制度、低めのロイヤリティ設定など、加盟店に寄り添った制度設計も印象的でした。競合が乱立する無人販売業界において、こうした本部の姿勢や商品ラインナップの工夫が、今後の差別化のカギを握ると考えられます。独立開業を検討している方は、今回のような実例データを参考にしつつ、自身の希望エリアの競合状況や物件条件を丁寧にリサーチした上で判断することをおすすめします。