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フランチャイズ開業6ヶ月目の収支公開!赤字が続く理由と広告戦略を徹底解説【エドモンド多摩校】

フランチャイズ開業6ヶ月目の収支公開!赤字が続く理由と広告戦略を徹底解説【エドモンド多摩校】

フランチャイズでの独立開業を検討していると、加盟後にどれくらいの期間赤字が続くのか、どのタイミングで黒字化するのかといったリアルな数字がとても気になるものです。今回は、子ども向けスポーツ・習い事系フランチャイズ『エドモンド多摩校・三田校』のオーナーである鈴木さんに、開業から半年を迎えた実際の収支と、集客施策の試行錯誤についてお話を伺いました。理想論ではなく、実際に赤字と向き合いながら経営している生の声は、これから開業を検討する方にとって非常に参考になる内容です。

フランチャイズ開業3〜5月の収支実績をおさらい

まず前提として、鈴木さんのお店は3月に立ち上げたばかりの新規フランチャイズ店舗です。開業初月の3月はマイナス8万8688円、4月はマイナス3万円、5月は広告費をかけたこともありマイナス18万円という結果でした。この時点では黒字化には程遠く、本人たちも「来月か再来月あたりで黒字化できたら御の字、最悪でも半年後の9月には」という控えめな目標を掲げていたそうです。

この数字だけを見ると不安に感じる方もいるかもしれませんが、フランチャイズビジネス、特に教室系・スクール系の業態では、生徒数が損益分岐点に達するまでに一定期間の先行投資期間が発生するのが一般的です。開業直後から黒字を狙うというよりも、半年〜1年というスパンで収支を見ていく姿勢が求められます。

3月から5月の月別赤字額を説明する資料
開業から3ヶ月間の収支実績。立ち上げ期はマイナスが続く結果に

開業6ヶ月目・7ヶ月目のフランチャイズ収支発表(6月・7月)

続いて発表されたのが6月・7月の収支です。6月はマイナス2万3674円と、5月に比べて赤字幅が大きく縮小しました。この月は広告をほとんど出稿していなかったため、支出が抑えられたことが要因です。4月と比較しても約1万4000円ほど赤字が減少しており、じわじわと経営が安定してきている様子がうかがえます。

一方で7月は再びマイナス20万7399円と赤字幅が拡大しています。理由は明確で、夏休みシーズンに向けて体験会の集客を強化するために16万5000円の広告費を投下したからです。単月の収支だけを見ると悪化しているように見えますが、これは意図的な先行投資であり、今後の入会者増加につなげるための戦略的な支出だと言えます。

6月の収支マイナス23674円を示すグラフ
6月は広告費を抑えたことで赤字幅が縮小
7月の収支と広告費16万5000円の内訳資料
7月は夏休み集客のため広告費を積極投下し赤字幅が拡大

地域情報誌広告で体験会参加35名を達成した集客施策

7月に投下した16万5000円の広告費のうち、注目すべきは今回初めて挑戦したという小学生向け地域情報誌への広告出稿です。これまでは近隣エリアの小学生をターゲットにしたチラシ配布が中心でしたが、今回は川崎市全域の小学生に配布される地域情報誌に広告を掲載するという新しい試みに踏み切りました。

結果として体験会への参加者数は35名という、これまでにない大きな成果を上げることができました。単純な参加人数だけを見れば、広告施策は大成功と言えるでしょう。しかし、フランチャイズ経営において本当に重要なのは体験会の参加人数そのものではなく、そこからどれだけの入会につながるかという「転換率」です。この点については次のセクションで詳しく見ていきます。

小学生向け地域情報誌広告の掲載内容
初挑戦となった地域情報誌への広告出稿
体験会参加人数35名という集客実績データ
広告効果により体験会参加者は35名という好成績に

体験会からの入会率が伸び悩んだ理由と課題分析

体験会参加35名のうち、取材時点で体験会を終えていたのは17名。しかし、そのうち入会が決定していたのはわずか1名という、想定を大きく下回る結果となっていました。これまでの近隣エリア限定の体験会であれば入会率は50%を超えることもあったそうですが、今回はそれとは大きく異なる数字です。

この背景には、地域情報誌が川崎市全域に配布されたことによる「エリアの広がりすぎ」という課題がありました。近隣の小学生だけでなく、教室から離れた地域からの問い合わせも多く、遠方からの参加者は体験自体は楽しんでもらえても、通いやすさの観点から入会には至らないケースが目立ったといいます。集客の量は増えても、入会につながる質の高い見込み客を集められるかどうかは別の問題であるという、フランチャイズ経営における重要な教訓が見えてきます。

体験会参加者17名のうち入会は1名という現状データ
体験会参加者は多いものの、入会決定は伸び悩む結果に
川崎市全域配布による遠方からの参加者増加を説明する場面
配布エリアの拡大が遠方からの参加者増加、入会率低下につながった

フランチャイズ収支モデルにおける黒字化の目安と利益幅の目標

今後の目標利益幅について尋ねられた鈴木さんは、「欲張らず月20万円程度の利益が出れば十分」と控えめな目標を語っていました。そのためにはまだ生徒数を増やす必要があるとのことです。気になる運営体制については、基本的にオーナー自身が現場に入り込む形ではなく、授業は業務委託スタッフに任せているとのこと。ただし、体験会については本部スタッフ3名体制で月に4〜5回、土日を中心に開催しているそうです。

この運営体制からもわかるように、フランチャイズ経営では「オーナー自身がどこまで現場に関わるか」が収支やスタッフの働き方に大きく影響します。今回のケースのようにオーナー自らが体験会に参加するスタイルは、初期の集客力強化や現場感覚の獲得という点で有効ですが、将来的に店舗展開を考える場合は、オーナー不在でも運営が回る仕組みづくりが不可欠になってくるでしょう。

月20万円の利益幅を目指すという目標発言のシーン
過度な期待をせず、月20万円の利益幅を現実的な目標に設定
本部スタッフ3名体制で月4〜5回体験会を運営する稼働実態
本部スタッフ主体で体験会を運営する現在の稼働体制

退会者発生と新規獲得の必要性〜半年目の壁

順調に見えた収支状況の中で、新たな課題も明らかになりました。8月末に3名の退会が発生する見込みだというのです。これは新規開業したフランチャイズ教室にとって非常にリアルな壁と言えます。開業当初の勢いに乗って入会した生徒が、半年という節目でいったん退会するケースは、実は本部からも事前に「起こりうること」として説明を受けていたそうです。

退会が想定内であるとはいえ、経営を安定させるためには、退会数を上回る新規入会を継続的に獲得し続ける必要があります。鈴木さんも「その分も含めて、もう少しから8名ほどの新規獲得が欲しい」と、退会分の穴埋めだけでなく、純増を目指す姿勢を見せていました。フランチャイズ経営において、退会者への対策と新規獲得の両輪を回し続けることの重要性が、このエピソードからよく伝わってきます。

8月末に3名退会が判明する場面
順調に見えた矢先に判明した8月末の3名退会
半年目に退会が起きやすいという本部からの事前説明を振り返る場面
半年という節目での退会は本部からも事前に説明されていた想定内の事象

門配・ポスティング・Web広告を比較したフランチャイズ集客戦略

今回の取材で特に参考になるのが、複数の集客手法を実際に比較検討している点です。現在活用しているのは、小学校前で直接児童に配布する「門配」、エリア内2万枚規模で行う「ポスティング」、そして今回新たに試した「地域情報誌」の3種類。結果として、直接小学生の手に渡る門配が最も反響が良く、ポスティングは関係のない世帯にも配布されてしまうため効果が薄いという傾向が見えてきました。この結果を踏まえ、9月以降は配布エリアを広げつつ門配を継続していく方針とのことです。

また、他のフランチャイズ事例として、アクティメソッドやリディアといった業態ではInstagramのメタ広告やリスティング広告が効果を上げているという情報も共有されました。ダンス教室のように同じ年齢層のユーザーが集まりやすい業態では、Web広告との相性が良いケースもあるようです。アナログな集客とデジタル集客、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自店舗のターゲット層に合った手法を選択することが、フランチャイズ集客の成功には欠かせません。

門配・ポスティング・地域情報誌の反響比較を説明する場面
集客手法ごとの反響を比較し、門配の有効性を再確認
インスタ・メタ広告など他フランチャイズのWeb広告事例に言及する場面
他フランチャイズ業態におけるWeb広告活用事例も参考に

フランチャイズ開業半年の総括と第1号赤字店舗にならないための対策

開業から半年が経過し、収支は依然として赤字が続いているものの、キャッシュフロー自体は徐々に安定してきているというのが現状の総括です。番組内でも「赤字ではあるが、実装できる状態にはなってきている」というコメントがあり、完全な黒字化まではもう一歩というところまで来ていることがうかがえます。

印象的だったのは、「第1号の赤字店舗にはなりたくない」という率直な発言です。フランチャイズ本部としても、加盟店の成功事例を積み重ねていくことがブランド全体の信頼につながるため、オーナーと本部が二人三脚で試行錯誤を続けている様子が伝わってきました。半年間という決して短くない期間、赤字と向き合いながらも着実にPDCAを回し続ける姿勢は、これから独立開業を目指す方にとって大きな学びになるはずです。

黒字化目前でキャッシュフローが安定してきたという総括発言
赤字は続くもののキャッシュフローは安定しつつあるという半年間の総括
第1号赤字店舗を避けたいという率直なコメントのシーン
第1号の赤字店舗にはなりたくないという本音のコメント

まとめ

今回のエドモンド多摩校・三田校の事例は、フランチャイズ開業のリアルな数字と試行錯誤をそのまま見せてくれる貴重な内容でした。開業から半年間、月によって赤字幅が拡大縮小を繰り返しながらも、広告施策を工夫し、集客手法を比較検討し、退会という壁にも向き合いながら経営を続けている様子は、これから独立開業を検討する方にとって非常に参考になるはずです。フランチャイズは本部のブランド力やノウハウを活用できる一方で、実際の収支改善は加盟店オーナー自身の工夫と行動にかかっている部分も大きいということが、今回の事例からもよくわかります。

よくある質問(FAQ)

Q. フランチャイズ開業後、黒字化までどれくらいの期間がかかりますか?
A. 業態や初期投資額によって異なりますが、今回のような教室系フランチャイズでは半年〜1年程度を目安に黒字化を目指すケースが一般的です。開業直後から利益が出るケースは稀で、先行投資期間があることを前提に資金計画を立てることが重要です。

Q. 広告費をかけて集客人数を増やせば必ず売上につながりますか?
A. 今回の事例のように、集客人数(体験会参加者数)が増えても、ターゲットエリアが広がりすぎると入会率が下がる場合があります。集客の「量」だけでなく、ターゲット層との距離や相性といった「質」も重視した広告戦略が必要です。

Q. 開業半年前後で退会者が出るのは珍しいことですか?
A. 珍しいことではありません。開業初期の勢いで入会した生徒が一定期間で退会するのはよくある現象で、本部側からも事前に想定されるリスクとして説明されるケースが多いです。退会を見越した新規獲得計画を立てておくことが重要です。